相続人の中に遠方の兄弟や異母兄弟などがいるため、協議が困難なケース
(1)事案
Cは妻と二人、東京で暮らしている。Cと妻との間に子どもはいない。Cは今年で50歳になるが、父母はすでに他界している。弟はいるが、商社マンとしてインドネシアで働いている。
Cの父は、若い頃に母と離婚しており、再婚相手との間に子どもを1人もうけたが、その子どもは不慮の事故で一昨年亡くなっている。但し、その子ども(Cから見た異母兄弟)には2人の男の子がいると聞いていたため、戸籍を調べてみると、8歳と5歳の二人の男の子がいることが判明した。
そのような中、Cは突然、脳梗塞で倒れ、帰らぬ人となった。Cの遺産としては、甲銀行に定期預金が4000万円あるが、Cの死亡を偶然知った甲銀行は預金口座を凍結してしまった。
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(2)本ケースの問題点
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(3)どのような生前対策を打つべきだったか
<遺言書サンプル>